日本語の「信頼」は、人を信用する気持ちや、安心して任せられるという意味を持っています。英語ではこの「信頼」を表す言葉がいくつかあり、代表的なのが「trust(トラスト)」と「reliability(リライアビリティ)」です。
まず最もよく使われるのが「trust」。これは人や物事を「信じる」という感情そのものを表します。「I trust you(あなたを信頼しています)」や「Trust me(信じて)」のように、シンプルで強い響きがあります。また、「build trust(信頼を築く)」「lose trust(信頼を失う)」など、関係性の中で使われることも多い言葉です。信頼は一瞬で生まれるものではなく、積み重ねていくものだという感覚が英語でも大切にされています。
一方で「reliability」は、「信頼できる性質」や「信頼性」を指します。「trust」が気持ちや関係を表すのに対し、「reliability」は客観的な評価に近い言葉です。「the reliability of the system(そのシステムの信頼性)」や「He is a reliable person(彼は頼りになる人だ)」のように使います。日常会話でもビジネスでもよく登場する表現です。
また、もう少し形式的に「confidence(コンフィデンス)」という単語も使われます。「have confidence in someone」で「~を信頼している」という意味になります。「I have confidence in your ability(あなたの能力を信頼しています)」という言い方は、励ましの言葉としても自然です。
まとめると、「trust」は感情的、「reliability」は客観的、「confidence」は期待を含んだ信頼、といった具合に使い分けることができます。
