日本語の「感動」は、とても便利で幅広い言葉ですよね。映画を観て泣いたときも、誰かの優しさに胸を打たれたときも「感動した」と言えます。英語では、場面や気持ちの方向によって、いくつかの表現を使い分けます。
まず、もっとも一般的なのは「moved」や「touched」です。「I was moved by the movie(その映画に感動した)」や「I was deeply touched by her kindness(彼女の優しさに深く感動した)」のように使います。どちらも心が揺さぶられたときの言葉で、「moved」は少し強め、「touched」はやさしい印象の感動を表します。
少し違うタイプの感動、つまり「圧倒されるほどすごい」と感じたときには「impressed」や「amazed」が合います。「I was impressed by his speech(彼のスピーチに感銘を受けた)」や「I was amazed at the view(その景色に圧倒された)」のように使います。「感動した」よりも、「尊敬」や「驚き」が混ざったニュアンスになります。
また、「inspiring」という形容詞もよく使われます。「inspire」は「刺激を与える」「勇気づける」という意味で、「It was an inspiring story(心を動かされる話だった)」のように、前向きなエネルギーをもらったとき使います。
英語で「感動」を意味する単語は「touched」「moved」「impressed」「amazed」「inspired」のようにいくつかあり、それぞれ違う響きを持っています。場面や状況に応じて、適した単語を選んでみてください。
