「夜食」は、夜遅くに食べる軽い食事のことを指します。受験勉強の合間に食べるラーメンや、夜更かしのときにつまむお菓子など、どこか特別な響きがありますよね。英語にも同じような概念はありますが、いくつかの表現を使い分けます。
もっとも近いのは「midnight snack」です。直訳すると「真夜中の軽食」で、「I had a midnight snack last night(昨夜、夜食を食べた)」のように使えます。夜中にちょっと何かを食べる、という意味でとても自然な表現です。「late-night snack」も同じように使われ、こちらは「夜遅くの軽食」という少し幅広いニュアンスになります。
もう少しフォーマルな言い方では、「a light meal at night(夜の軽い食事)」とも言えますが、これは説明的で会話ではあまり使われません。日常的には「midnight snack」や「late-night snack」がいちばんしっくりきます。
英語圏でも夜食文化はありますが、日本のように「夜食」として特別に名前がついているわけではありません。アメリカでは夜更かし中にピザやシリアルを食べたり、イギリスではトーストや紅茶をお供にしたりすることが多いようです。
ちなみに「snack」は名詞だけでなく動詞としても使えます。「I was snacking at midnight.(夜中にちょっとつまんでた)」という言い方も自然です。
つまり、「夜食」は英語で言うなら「midnight snack」や「late-night snack」が一般的です。どちらも気軽な響きで、「つい食べちゃった」というニュアンスまで伝えられます。夜の静けさの中で食べるちょっとした一口は、英語でもやっぱり特別なんですね。
