「郵便番号」は英語で「postal code」または「zip code」と言います。どちらも同じように使えますが、国によって呼び方が違います。アメリカでは「zip code」が一般的で、イギリスやカナダ、オーストラリアなどでは「postal code」という表現を使います。
「zip code」の「ZIP」は、もともと「Zone Improvement Plan(地域改善計画)」の略で、郵便をより正確に、速く届けるために作られた仕組みのこと。また、「zip」は「速く動く(zip along)」という動詞のイメージにもかけてあるんです。アメリカらしい遊び心のあるネーミングですね。
住所を書くときの並び方も、国によって少し違います。英語で住所を書くときは、通常「番地 → 通りの名前 → 市 → 州 → 郵便番号 → 国」という順番です。たとえば、「123 Main Street, Springfield, IL 62704, USA」のように書きます。この「62704」が郵便番号です。
また、ネット通販や登録フォームなどでは「ZIP code」や「Postal code」と表示されていて、どちらを入力しても問題ありません。日本の住所を英語で書くときも、「Postal code 100-0001」などとすればOKです。
ちなみにイギリスの郵便番号は「SW1A 1AA」のように、文字と数字が混ざった形です。地域をかなり細かく区分しているため、郵便番号だけで建物の場所が特定できることもあります。
このように、「郵便番号」は英語でも身近で大切な情報です。国や地域によって少しずつ仕組みや呼び方が違うところに、言葉の背景にある文化の違いが見えてきますね。
