「バズる」という言葉は、SNSなどで急に話題になったり、多くの人が注目したりする現象を指しますね。英語でも同じような意味の表現があり、場面に応じていくつかの言い方が使われます。
いちばん近い表現は「go viral」です。「viral(ウイルスの)」という言葉には、「ウイルスのように一気に広がる」という意味があり、ネット上で拡散されることを指すスラングとして定着しています。たとえば「The video went viral(その動画がバズった)」のように使います。日本語の「バズる」とほぼ同じ感覚です。
もう少し軽い言い方として「blow up(急に人気が出る)」もよく使われます。「That song really blew up on TikTok(あの曲、TikTokでめっちゃ流行ったね)」という感じで、特に若者の間で自然に使われる表現です。
また、もともとの「buzz(バズ)」という単語も英語にあります。これは「ざわつく」や「ハチなどがブンブンと音を立てる」を意味する言葉で、「There’s a lot of buzz about the new movie(その新作映画が話題になっている)」のように、話題性を表すときに使われます。ただし、「buzz」は「話題になっている状態」を示すことが多く、「go viral」のように拡散のスピード感を含む場合は少し違うニュアンスになります。
つまり、英語で「バズる」と言いたいときは、「go viral」が最も自然で広く通じる表現。「blow up」は口語的でフレンドリー、「create a buzz」は「話題を生む」というやや落ち着いた言い方です。
英語の世界でも「バズる」という現象は、言葉の広がり方そのものを象徴しているのかもしれません。まさに言葉も文化も「viral」に広がっていく時代ですね。
