日本語の「お土産」には、旅行先で買ってくる贈り物や、ちょっとした手土産の意味があります。英語ではいくつかの表現を使い分けます。
いちばんよく使われるのは「souvenir(スーベニア)」です。これは「旅行の記念品」という意味で、「I bought a souvenir from Kyoto(京都でお土産を買った)」のように使います。ただし「souvenir」は、自分の思い出として買うものというニュアンスが強く、必ずしも「人にあげるための土産」とは限りません。
一方で、誰かに渡すためのお土産なら「gift(贈り物)」や「present」を使うのが自然です。「I got you a little gift from Tokyo(東京でちょっとしたお土産を買ってきたよ)」という言い方なら、親しい相手にも気軽に伝えられます。フォーマルな場では「a small present」や「a token of appreciation(感謝のしるし)」という言い方もあります。
また、訪問の際に持っていく「手土産」のような場合は「a small gift for you」や「something for you」がよく使われます。たとえば「I brought something for you.(ちょっとしたものを持ってきました)」という柔らかい表現が便利です。英語では「手土産」という特別な言葉がない分、こうしたフレーズで気持ちを伝えるのがポイントです。
ちなみに「souvenir shop」は「お土産屋さん」、「local specialties」は「名産品」や「特産品」という意味になります。
お土産という言葉には、思いやりや共有したい気持ちが込められています。英語で表すときも、単語だけでなくその気持ちを添えると、より自然であたたかい表現になるかもしれませんね。
