日本語の「強風」は、文字通り「強い風」を意味しますが、英語ではいくつかの言い方があります。代表的なのは「strong wind」と「gale(ゲイル)」です。
いちばん基本的なのは「strong wind」で、「a strong wind is blowing(強い風が吹いている)」のように使います。シンプルで日常会話にも使いやすい表現です。もう少し口語的に言いたい場合は、「It’s really windy today(今日は風がすごく強いね)」と言うこともできます。「windy」は「風の強い」という形容詞で、天気の話ではとてもよく使われます。
一方、「gale」は少し文学的または気象的な言葉で、「非常に強い風」や「突風」を意味します。「A gale warning was issued(強風警報が出された)」のようにニュースなどで使われることが多いです。さらに強い風になると「storm(嵐)」や「hurricane(ハリケーン)」と呼ばれ、風速によって言葉が変わっていきます。
また、「gust」という単語もあります。これは一瞬だけ吹く強い風、つまり「突風」を表します。「a gust of wind blew my hat away(突風で帽子が飛ばされた)」のように使います。
比喩的にも「wind」は使われます。「the winds of change(変化の風)」は、社会や時代が動くことを象徴する表現です。このように、英語では風が単なる自然現象を超えて「動き」や「力」を感じさせる言葉になっています。
つまり、「強風」を表すときは状況によって「strong wind」「gale」「gust」などを使い分けます。天気の話をするときだけでなく、詩や会話の中でどんな「風」を感じさせたいかで、英語の言葉選びも変わってくるんですね。
