英語には「梅雨」にぴったり対応する単語はありませんが、いくつかの言い方で表すことができます。
最も近い表現は「rainy season(雨の季節)」です。「Japan’s rainy season usually starts in June.(日本の梅雨はたいてい6月に始まります)」のように使います。海外の人に説明するときは、この言い方がいちばん分かりやすいです。
もう少し具体的に言いたいときは、「the monsoon season」と表すこともあります。ただし「monsoon(モンスーン)」はアジア全体やインドなどで使われる「季節風にともなう雨季」という意味で、日本の梅雨とは少し違います。梅雨は主に停滞前線による長雨なので、「Japan’s rainy season」と言う方が自然です。
梅雨らしい天気を表すときには、「It’s been raining on and off all week.(今週ずっと断続的に雨が降っている)」や「The air feels so humid.(空気がとても湿っている)」といった表現が役立ちます。特に「humid(湿気が多い)」は、梅雨を説明するのにぴったりの単語です。
「梅雨入り」「梅雨明け」を英語で説明する場合はどうでしょうか。「The rainy season begins」「The rainy season ends」などのように言えば通じます。たとえば「The rainy season has just ended, and summer is here!(梅雨が明けて、いよいよ夏です!)」という感じです。
英語には「梅雨」という単語こそありませんが、言葉を組み合わせることでその情景や空気感をしっかり伝えることができます。じめじめした季節も、英語で表現してみると少し違った風に感じられるかもしれませんね。
