「寒い」は英語で基本的に「cold」と言います。「It’s cold today.(今日は寒いね)」のように、最初に覚える表現のひとつですよね。でも実際の会話では、寒さの度合いや感じ方によって、いろんな言い方が使われます。
たとえば、少し肌寒いくらいなら「chilly」がぴったりです。「It’s a bit chilly this morning.(今朝はちょっと肌寒いね)」のように、軽い寒さをやわらかく伝えられます。逆に「freezing」は「凍えるほど寒い」という強い表現で、「I’m freezing!(寒すぎる!)」と言えば、コートを着ていても震えるようなイメージです。
気温だけでなく、雰囲気に対しても「cold」は使われます。「a cold room(冷たい部屋)」は物理的な寒さですが、「a cold attitude(冷たい態度)」といえば感情の冷たさを意味します。人の性格や反応に使うときは「冷淡」「無愛想」といったニュアンスになります。
また、イギリスでは「bloody cold」や「absolutely freezing」といった少し強調した言い方をすることもあります。アメリカでは「super cold」や「so cold」と言うのも一般的で、地域によって表現の仕方にも少し違いがあるのが面白いところです。
さらに、比喩的な表現もあります。「catch a cold(風邪をひく)」は有名ですが、「cold feet(怖気づく)」という言い回しもあります。「He got cold feet before the wedding.(彼は結婚式の前に怖気づいた)」のように使います。
つまり、「cold」は単なる気温の言葉ではなく、感情や状態を表す言葉でもあります。英語で「寒い」を使うときは、「どんな寒さなのか」「どんな気持ちなのか」を少し意識してみると、より自然な表現ができるようになりますよ。
