クロード・ドビュッシーの「パスピエ」の意味と語源とは

バレエ

ドビュッシーの曲はどれも美しい曲ばかりですね。

ドビュッシーで最も有名な曲といえばおそらく月の光(Clair de lune)だと思います。耳にすれば一度は聞いたことがある名曲です。

そのほかには、夢想、亜麻色の髪の乙女、パスピエなども有名です。パスピエは、ベルガマスク組曲の第4曲目で、第3曲目の月の光の影に隠れているイメージもありますが、小気味の良いメロディがとても魅力的な曲です。

パスピエの意味や語源を見てみると、フランス語で「通行する足」という意味があります。スペルはpasse-pied。passeは「通過する」を意味する動詞passerの現在・1, 3人称単数、piedは「足」を意味する名詞です。

英語ではpaspy, paspie, paspeなど呼ばれていたそうですが、現在ではフランス語と同じスペルのpassepiedが使われているようです。直訳するとpass-footです。

ちなみにスペイン語でパスピエはpasapiépaspiéと言いますが、他のロマンス諸語でもフランス語由来の呼称が使われているようです。スペイン語でpasaは動詞pasar(通る)の現在・3人称、pieは「足」を意味しますが、スペイン語ではpasarの1人称はpasaではなくpasoになるので、動詞活用の法則はフランス語とは異なります。

そもそもパスピエとは何かを調べてみると、舞曲の一種のようです。

パスピエは16~18紀頃のフランスの宮廷舞踏で、その特徴的なダンスのステップから、フランス語で「通行する足」を意味するパスピエ(passepied)と呼ばれるようになったそうです。特にフランスにおけるオペラやバレエなどの牧歌的なシーンでよく見られたそうです。

確かにドビュッシーのパスピエも、足踏みをするような、行進曲のような、小気味の良いリズムが特徴的です。

ゲームのBGMで似ている曲があったなと思い調べてみたら、ドラゴンクエストのBGM「広野を行く アレフガルドにて」でした。未知の荒野を颯爽と進む様は、まさにパスピエのようでますが、寂しさや孤独も感じさせるBGMです。こちらも名曲です。

ちなみに、ベルガマスク組曲のベルガマスクは、イタリア北西部にあるベルガモ地方や、ベルガモ地方の舞曲に由来するのだそうです。ただ、ベルガモとの直接的な関係はないのだとか。

語源を辿るのも中々難しいですね。

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