「火事」は英語で「fire」と言います。ただし、単に「fire」だけだと「火」「炎」など広い意味になるため、状況によって表現を工夫します。たとえば「There’s a fire!(火事だ!)」のように言えば、緊急事態を知らせる自然な言い方になります。
より具体的に言いたい場合は「a house fire(住宅火災)」「a forest fire(山火事)」「a kitchen fire(台所の火事)」など、前に名詞をつけて使います。ニュースなどでは「The fire broke out last night(昨夜、火事が発生した)」というように、「break out(突然起こる)」という動詞がよく使われます。
また、「火を消す」は「put out the fire」、「消火活動をする」は「fight the fire」と言います。「Firefighters(消防士)」という言葉も日常的に使われます。ちなみに、アメリカでは「fireman」という言い方もありますが、最近では男女を区別しない「firefighter」が一般的です。
比喩的な使い方もあり、「He’s playing with fire(彼は危ないことをしている)」という表現は「火遊びしている」という意味ではなく、「危険なことに手を出している」という警告のニュアンスになります。
さらに、「catch fire(燃え始める)」「on fire(燃えている)」といった表現は、文字通りの意味以外にも使われます。たとえば「The team is on fire!(チームの勢いがすごい!)」のように、比喩的に「絶好調」という意味にもなります。
このように「fire」は、現実の火事から感情や勢いを表す比喩まで、幅広く使われる言葉です。英語で「火事」というとき、その背景にある状況やニュアンスを意識して使うと、より自然な英語になります。
