日本語の「試験」は、学校のテストから資格試験、入社試験まで幅広く使われます。英語でも「exam」「test」「quiz」「assessment」など、いくつかの言葉がありますが、それぞれに少しずつニュアンスの違いがあります。
まず最も一般的なのが「exam(エグザム)」と「test(テスト)」です。「exam」は「examination(エグザミネーション)」の短縮形で、少しフォーマルな響きがあります。学校や資格試験など、正式な場面で使われることが多く、「final exam(期末試験)」「entrance exam(入学試験)」などが典型的です。
一方「test」はもう少し日常的です。「I have a math test tomorrow(明日数学のテストがある)」のように、学校の小テストや中間試験でも使えます。口語では「exam」より「test」のほうが自然に聞こえることが多いです。
さらに小規模な確認テストは「quiz(クイズ)」と呼ばれます。「pop quiz」と言えば「抜き打ちテスト」のこと。学生にはちょっとドキッとする言葉ですね。
また、最近の教育現場では「assessment(アセスメント)」という言葉もよく使われます。これは点数をつける試験というより、「学習の理解度を評価する活動」を指し、プレゼンやレポートなども含む広い意味の評価です。
面白いことに、「試される」という感覚も英語では「test」を使います。「Life is testing me(人生が私を試している)」というように、精神的な挑戦を表す比喩にもなります。
このように「試験」は英語でいくつかの言葉に分かれ、それぞれが場面や目的によって使い分けられています。「test」や「exam」と聞くと少し緊張するかもしれませんが、それはきっとどの言語でも同じなんでしょうね。
