「入学」は、学校や大学などに正式に入ることを意味します。英語では、文脈によって「enter」「enroll」「admit」などを使い分けます。
まず、最も一般的なのは「enter」です。「enter a university(大学に入学する)」や「enter high school(高校に入る)」のように使います。シンプルで広く使える表現ですが、少しフォーマルな響きがあります。
もう少し具体的に「入学手続きをして登録する」という意味では「enroll in」や「register for」を使います。「I enrolled in college last year(去年大学に入学した)」や「She registered for a new course(彼女は新しい講座に登録した)」など、実際に申し込みをしたニュアンスが含まれます。特にアメリカでは「enroll」が自然です。
一方で、学校側が「入学を許可する」という場合は「admit」が使われます。「He was admitted to Harvard(彼はハーバード大学に入学を許可された)」というように、「合格して入る」という意味です。
また、「入学式」は英語で「entrance ceremony」や「school entrance ceremony」と言いますが、英語圏ではこのような式典はあまり一般的ではありません。そのため、海外の人に説明するときは「a ceremony to welcome new students(新入生を迎える式)」と補足すると伝わりやすいでしょう。
つまり、日本語の「入学」は英語では状況ごとに表現が変わる言葉です。自分が入るのか、学校が受け入れるのか、式を指すのかによって動詞を選ぶのがポイントです。
