「告白」は、恋愛の場面を思い浮かべる人が多いと思いますが、英語では何を告白するのかで使う表現が変わります。
まず、恋愛の「告白」、つまり「好きです」と伝える場面では、「confess one’s feelings」や「tell someone you like them」という言い方をします。「I confessed my feelings to her(彼女に気持ちを伝えた)」や「He finally told her he loved her(彼はついに彼女に愛を告げた)」のように使います。映画などでは「confess my love(愛を告白する)」という表現もよく登場します。
一方で、悪いことや秘密を打ち明ける「告白」は、より重い意味で「confess」や「admit」を使います。「He confessed his crime(彼は罪を告白した)」や「She admitted her mistake(彼女は自分のミスを認めた)」のように、正直に打ち明けるというニュアンスです。
また、宗教的な文脈では「confession」は「懺悔」や「告解」という意味になります。キリスト教では「go to confession(告解に行く)」という言葉があり、神や神父に自分の過ちを打ち明ける行為を指します。
面白いのは、「confess」には勇気や誠実さが伴う印象があることです。恋愛でも罪の告白でも、「本当のことを言う」という誠実さが共通しています。そのため、「I must confess, I was wrong(正直に言うと、私が間違っていました)」のように、日常会話でも使われることがあります。
