日本語の「特急」は、「特別急行列車」の略です。英語ではこれに近い言葉として「limited express(リミテッド・エクスプレス)」が使われます。実際、日本の鉄道会社でも案内表示などで「Limited Express」と表記されているのを見たことがあるかもしれません。
「limited express」は、途中の駅をいくつか通過して速く目的地に着く列車のことです。「express(急行)」よりもさらに速い、というイメージです。たとえば「Limited Express to Osaka(大阪行き特急)」のように言います。
カジュアルに「特急に乗る」と言いたい場合は、「take an express train」でも通じます。外国では「express train」は「急行列車」から「特急」に近い意味まで幅広く使われるため、日常会話ではこれでも十分自然です。
また、飛行機やバスなどでは「特急」というより「直行」や「高速」を表す言葉が使われます。「non-stop flight(直行便)」や「express bus(高速バス)」などがそれにあたります。英語の「express」は「速い」という意味を持っていて、「express delivery(速達)」などにも使われています。
つまり、英語で「特急」は、状況に応じて「limited express」や「express train」と言い換えられます。旅行中に英語の案内を見かけたら、「express」の文字を探してみると、自分の乗る列車がどのくらい速いのかがわかるかもしれませんね。
