「鍾乳洞」は英語で「limestone cave」または「stalactite cave」と言います。もっと一般的には「cave(洞窟)」で通じますが、「鍾乳洞」と言いたいときは「limestone(石灰岩)」や「stalactite(鍾乳石)」を加えると、より正確に伝わります。
まず、「stalactite(スタラクタイト)」は天井から垂れ下がる「鍾乳石」のことです。一方、地面から上に伸びる石筍(せきじゅん)は「stalagmite(スタラグマイト)」と呼ばれます。形が似ているのでややこしいですが、「stalactite」は「ceilingから下に垂れるもの」、「stalagmite」は「groundから上に伸びるもの」と覚えると分かりやすいです。
「鍾乳洞」はこうした石灰岩の形成物が集まってできた洞窟のことなので、「limestone cave(石灰岩の洞窟)」や「cave with stalactites and stalagmites(鍾乳石と石筍のある洞窟)」と言うと伝わります。観光地では「stalactite cave」や「limestone cavern」という言葉がよく使われます。
たとえば、「We visited a beautiful limestone cave in Okinawa(沖縄で美しい鍾乳洞を訪れた)」のように使えます。ちなみに、洞窟は「cave」といいますが、大きな洞窟は「cavern」ともいいいます。
英語では「cave」という言葉ひとつで洞窟全般を指すため、鍾乳洞を特別に区別する文化は日本ほど強くないかもしれません。それでも「stalactite cave」と聞けば、あの神秘的な光景をすぐに思い浮かべる人も多いと思います。
