「野原」といえば、草や花が広がる静かな場所を思い浮かべますよね。英語で野原にあたる言葉はいくつかあり、広さや雰囲気によって使い分けられます。
いちばん基本的なのは「field(フィールド)」です。「green field(緑の野原)」や「field of flowers(花の咲く野原)」のように使われ、農地や草原など、広い平地を指すことが多いです。「field」はまた、スポーツの「グラウンド」や「専門分野」という意味にもなるので、幅広い単語でもあります。
もう少し自然で、人の手があまり入っていない野原を表すなら「meadow(メドウ)」という単語もあります。「sunny meadow(陽の当たる野原)」というと、草がやわらかく風にそよぐ情景が思い浮かびます。詩や物語でよく使われる、美しい響きのある言葉です。
また、少し荒れた感じの土地を指すときは「plain(プレイン)」や「grassland(グラスランド)」が使われます。「plain」は「広大で平らな土地」という意味で、アメリカの「Great Plains(グレートプレーンズ)」のように地名にもなっています。
つまり、「野原」を英語にするには、その場所のイメージによって「field」「meadow」「plain」「grassland」などを使い分けるのが自然です。
たとえば、「子どものころ、野原を走り回った」というなら「I used to run around in the fields when I was a child」。「春の野原に寝転ぶ」は「lie down in a sunny meadow」という具合です。同じ野原でも、単語によって雰囲気が少しずつ変わるのが面白いですね。
