「平野」は英語で「plain(プレイン)」と言います。地理の用語として使われるときは、「large area of flat land(広くて平らな土地)」という意味になります。たとえば「the Great Plains(グレートプレーンズ)」は、アメリカ中部に広がる広大な平野のことを指します。
「plain」はもともとラテン語の「planus(平らな)」に由来していて、地形だけでなく「平ら」「なめらか」「単純」という広い意味を持っています。そこから派生して、「plain」が形容詞として使われると、「単純な」「飾り気のない」「わかりやすい」といった意味になります。
たとえば、「plain clothes」は「普段着」や「私服」、「plain yogurt」は「無糖ヨーグルト」、「plain English」は「わかりやすい英語」という意味です。地名から日常表現まで、幅広く使われる言葉なんですね。
また、「plainly」という副詞もあり、「はっきりと」「率直に」という意味になります。「She spoke plainly about her feelings(彼女は自分の気持ちを率直に話した)」のように使うと、まっすぐで飾り気のない態度を表せます。
少し話が逸れてしまいましたが、「plain」は地形の用語でありながら、人の話し方や服装、味の感じ方まで表現できる、とても柔軟な言葉です。物理的な「平らな」という言葉から、素朴さやシンプルさを連想させるようになったのが面白いところですね。
