英語で「マナー」はどう表現する?使い方や雑学をまとめて紹介!

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英語で「マナー」を表現する際、日本語と同様に「manners」という言葉を思い浮かべますが、状況に応じて「etiquette(エチケット)」や「protocol(プロトコル)」など、使い分けには明確なニュアンスの違いがあります。

一般的によく使われる「manners」は、個人の振る舞いや態度を指します。一方、「etiquette」は、特定の社会や集団の中で守るべき「作法」を意味します。この「etiquette」という言葉の語源は、フランス語の「ticket(札)」にあります。かつてフランスの宮廷で、庭園の芝生に「立ち入り禁止」などの注意書きを書いた札(エチケット)が立てられていたことから、決められたルールに従うことを「エチケット」と呼ぶようになったと言われています。

日常会話でマナーにまつわる有名な慣用句といえば、「Mind your p’s and q’s」があります。これは「言葉遣いや行儀に気をつけなさい」という意味ですが、その由来には諸説あります。一説には、イギリスのパブで「Pints(パイント)」と「Quarts(クォート)」というビールの注文単位を間違えないように店主が客に注意したから、あるいは印刷所で小文字の「p」と「q」を混同しないように弟子が教えられたから、など当時の生活に密着した背景が語り継がれています。

また、現代のデジタル社会特有のマナーとして定着したのが「netiquette(ネチケット)」です。これは「network」と「etiquette」を組み合わせた造語で、インターネット上での礼儀を指します。時代と共に、マナーが必要とされる場所が現実世界から仮想空間へと広がっていることが、言葉の進化からも見て取れます。

さらに、騎士道精神に由来する「chivalry(シバルリー)」という言葉も、英語圏のマナーを語る上で欠かせません。レディーファーストなどの紳士的な振る舞いは、中世の騎士が守るべき行動規範から発展しました。現代では「gentlemanly(紳士的な)」という言葉に形を変え、相手を敬い、弱者を守るという精神的なマナーの根幹を成しています。

文法的な注意点として、「行儀が良い」と言いたい場合は「have good manners」のように、常に複数形の「-s」をつけます。単数形の「manner」にすると「方法」や「やり方」という意味になってしまうため、礼儀を語る際には「s」が不可欠です。

このように、英語における「マナー」は、宮廷の立て札からパブの注文、騎士の精神に至るまで、多様な歴史が積み重なってできたものなんですね。

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