A picture is worth a thousand words.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#35

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「A picture is worth a thousand words」です。

「A picture is worth a thousand words」は、直訳すると「1枚の絵は1000の言葉に値する」となりますが、実際には、1枚の絵が1000の言葉に匹敵するほど多くのことを伝える、という意味になります。日本語では「百聞は一見にしかず」とも意訳されています。

このフレーズは、視覚情報のほうが、言語情報よりも多くの情報を効率的に伝えられることを表現する際に使われます。つまり、複雑なアイデアや感情を言葉で説明するよりも、画像や映像で示したほうが、より分かりやすく理解しやすいということです。

例えば、旅行先の美しい風景を友達に伝えるとき、「This photo says it all. A picture is worth a thousand words.(この写真が全てを語っているよ。一枚の絵が千の言葉に値するからね)」と言うことができます。また、プレゼンテーションで複雑なデータを説明する際に、「Instead of a lengthy explanation, let’s use a chart. After all, a picture is worth a thousand words.(長い説明をする代わりに、チャートを使いましょう。一枚の絵が千の言葉に値するのだから)」と言うこともできます。

「A picture is worth a thousand words」というフレーズの起源には諸説ありますが、一般的には、1920年代のアメリカの広告業界で広まったと考えられています。当時は、広告における視覚要素の重要性が認識され始め、言葉で説明するよりも、効果的なビジュアルの方がより多くの情報を伝え、強い印象を与えることが強調されました。現代では、ニュースサイトやYoutubeなどさまざまな媒体で画像や映像の利用が飛躍的に増加しているので、この言葉が依然として有効であることが示されていますね。英語圏以外でも類似の表現は古くから存在し、四字熟語の「百聞は一見にしかず」も似たような意味を伝えています。これらの表現は、視覚情報が言語情報よりも多くの情報を伝達できるという考え方を古くから表しています。

まとめると、「A picture is worth a thousand words」は、文字通り「1枚の絵は1000の言葉に値する」という意味ではなく、視覚的な表現が非常に多くの情報を伝えることを指しています。このフレーズを使うことで、画像や視覚的な資料の重要性を強調することができます。

この「A picture is worth a thousand words」を使って、視覚的な表現の効果を伝える場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

A picture is worth a thousand words.
1枚の絵は1000の言葉に値する。百聞は一見にしかず。
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