今回のフレーズは「Keep one’s fingers crossed」です。
「Keep one’s fingers crossed」は、直訳すると「指を交差させる」となりますが、実際には「幸運を祈る」という意味になります。
このフレーズは、何かがうまくいくように願うときに使われます。
例えば、大事な試験の前に友達に「I’m taking my exam tomorrow. Keep your fingers crossed for me!(明日試験を受けるんだ。うまくいくように祈っていてね!)」と言うことができます。逆に、友達が試験を受けるときに、「Good luck on your exam! I’ll keep my fingers crossed for you.(試験がんばってね!成功を祈っているよ)」と言うこともできます。
そのほかにも、仕事の面接を控えているときに「I have a job interview today. Keep your fingers crossed.(今日仕事の面接があるんだ。うまくいくように願ってて)」と言うこともできます。また、重要なプロジェクトの結果を待っているときに、「We’ve done all we can, now we just have to keep our fingers crossed.(やれることは全てやったから、あとはうまくいくように祈るしかない)」と言うこともできます。
このフレーズの由来は、交差する場所や十字の形が神聖視されていた、古代の信仰や迷信から来ていると考えられています。いくつかの文化では、指を交差させることで悪運から守られ、願いが叶うと信じられていました。この慣習はキリスト教の十字架とも関連付けられていますが、十字やクロス(cross)のシンボルは先史以前から存在しているため、直接的な関係はないとする見解もあります。
まとめると、「Keep one’s fingers crossed」は、文字通り「指を交差させる」という意味ではなく、何かがうまくいくように祈ることを指します。このフレーズを使うことで、他人の幸運を祈る気持ちや自分自身の願いが叶うことを表現することができます。
この「Keep one’s fingers crossed」を使って、幸運を祈る場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
指を交差させる。幸運を祈る。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。