Make a mountain out of a molehill.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#101

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Make a mountain out of a molehill」です。

「Make a mountain out of a molehill」は、直訳すると「モグラ塚から山を作る」となりますが、実際には「小さなことで大騒ぎする」という意味になります。

このフレーズは、小さな問題や些細なことを過剰に心配したり、大げさに騒ぎ立てたりすることを表現する際に使われます。

例えば、誰かが小さなミスに過剰に反応しているときに、「Don’t make a mountain out of a molehill.(ささいな問題を大げさにしないで)」と言うことができます。また、小さな問題が大騒いでいるときに、「He’s making a mountain out of a molehill.(彼は小さな問題を大げさにしている)」と言うこともできます。

このフレーズの由来は、16世紀にイギリスの劇作家であるニコラス・ユーダル(Nicholas Udall)が、エラスムス(Erasmus)の翻訳で始めた使用したそうです。ユーダルは以前から存在していた「elephantem ex musca facere(ハエから象を作る)」というラテン語の比喩に「molehill(モグラ塚)」を追加して新しい表現を作り出しました。文中の「out of」は「~から」という意味で、「molehill」は「モグラが掘った土の山」のことです。言い換えると、「molehill(モグラの穴=小さな問題)」を元にして「mountain(山=大げさな問題)」を作り上げるという意味になります。

まとめると、「Make a mountain out of a molehill」は、文字通り「モグラ塚から山を作る」という意味ではなく、小さな問題を大げさにすることを指します。このフレーズを使うことで、過剰な反応や不必要な心配を抑えることができます。

この「Make a mountain out of a molehill」を使って、小さな問題に対して冷静に対処する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Make a mountain out of a molehill.
モグラ塚から山を作る。小さなことで大騒ぎする。
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