今回のフレーズは「One man’s meat is another man’s poison」です。
直訳すると「ある人の肉は別の人の毒」となりますが、実際には「人の好みはそれぞれ異なる」という意味になります。
このフレーズは、ある人にとって好ましいことが、別の人にとっては好ましくない場合に使われます。
例えば、食べ物の好き嫌いについて、「I love sushi, but my friend hates it. One man’s meat is another man’s poison.(私はお寿司が大好きだけど、友人は大嫌いだ。好みは人それぞれ違う)」と言うことができます。
また、仕事の働き方について、「She loves working in a busy office, but I prefer a quiet environment. One man’s meat is another man’s poison.(彼女は忙しいオフィスで働くのが大好きですが、私は静かな環境の方が好きです。誰かにとって良いものが、他の人にとっては悪いもの)」と言うこともできます。
「One man’s meat is another man’s poison」は、個々の好みや価値観を尊重する古い格言です。この表現の最も古い言及は、紀元前1世紀のローマの詩人ルクレティウスによるもので、英語では16世紀頃に作曲家トマス・ホワイソーン(Thomas Whythorne)によって初めて用いられたそうです。
まとめると、「One man’s meat is another man’s poison」は、文字通り「ある人の肉は他の人の毒」という意味ですが、人それぞれ好みや価値観が異なることを指します。このフレーズを使うことで、異なる視点や意見の存在を尊重することができます。
この「One man’s meat is another man’s poison」を使って、人々の多様な好みや価値観を表現する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
ある人の肉は別の人の毒。人の好みはそれぞれ異なる。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。