今回のフレーズは「The end justifies the means」です。
直訳すると「目的は手段を正当化する」となりますが、実際には「目的のためには手段を選ばない」「結果良ければすべて良し」という意味になります。
このフレーズは、ある目的を達成するためには、どんな手段を使ってもよいという考えを表すときに使われます。
例えば、プロジェクトを成功させるために多少の犠牲を払う必要があるときに、「We had to cut a few corners, but the end justifies the means.(いくつかの手抜きをしなければならなかったけど、結果良ければすべて良し)」と言うことができます。また、競争の激しいビジネスの世界で成功を収めるために、「In the cutthroat world of business, the end justifies the means.(過酷なビジネスの世界では、目的が手段を正当化する)」と言うこともできます。
「The end justifies the means」というフレーズは、古くからある結果主義の考え方で、紀元前1世紀頃のローマ詩人オウィディウスが「Exitus acta probat(結果が行為を証明する)」と表現したことに由来します。その後、16世紀の政治思想家ニッコロ・マキャヴェリの著書『君主論』によって広く知られるようになりました。これらの考え方は、目的を達成するためには、あらゆる手段が正当化されることを伝えています。
まとめると、「The end justifies the means」は、文字通り「目的は手段を正当化する」という意味であり、目的のためには手段を選ばないという考えを指します。このフレーズを使うことで、結果の重要性を強調することができます。
この「The end justifies the means」を使って、目的達成のために手段を選ばない状況を表現してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
目的は手段を正当化する。目的のためには手段を選ばない。結果良ければすべて良し。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。