形容詞(adjective)とは、名詞を修飾し、その性質や状態を表す言葉です。英語でも日本語でも、文章をより詳しく表現するために欠かせない品詞のひとつです。この記事では、形容詞の意味や使い方についてわかりやすく解説します。
形容詞とは何か?
形容詞(adjective, アドジェクティブ)とは、名詞を修飾し、その性質や状態を表す言葉です。たとえば、以下のような単語が形容詞に該当します。
- 大きさ
big(大きい)、small(小さい) - 色
red(赤い)、blue(青い) - 性質
kind(親切な)、strong(強い) - 状態
happy(幸せな)、tired(疲れた)
たとえば、英語の「big house(大きな家)」では、「big」が形容詞で、「house(家)」という名詞を修飾しています。また、「She is happy.(彼女は幸せです。)」の「happy」も形容詞で、主語の「She」を説明しています。

形容詞を使うことで、名詞がどのようなものかを詳しく説明し、より具体的な情報を伝えることができます。
形容詞の使い方や役割とは?
形容詞には、主に以下のような使い方があります。
- 名詞を修飾する
- 補語として使う
- 比較級や最上級を作る
① 名詞を修飾する
形容詞は、名詞の前に置くことで、その名詞の特徴を説明します。
- A beautiful flower.
美しい花 - An interesting book.
面白い本
② 補語として使う
形容詞は、be動詞や感覚を表す動詞(look, feel, sound など)の後に置かれ、主語の状態を説明することもできます。
- The sky is blue.
空は青い。 - She looks tired.
彼女は疲れているように見える。
③ 比較級・最上級の形をとる
形容詞は、比較級や最上級を作ることができます。
- 比較級(-er / more + 形容詞)
This shirt is cheaper than that one.
このシャツはあのシャツより安い。 - 最上級(-est / most + 形容詞)
This is the most beautiful dress.
これは最も美しいドレスです。
④ 形容詞の順番
英語では、複数の形容詞を並べるときに、一定の順序があります。一般的な順番は以下の通りです。
- 意見(opinion)
例:beautiful, interesting - 大きさ(size)
例:big, small - 形(shape)
例:round, square - 年齢(age)
例:young, old - 色(color)
例:red, blue - 出所(origin)
例:Japanese, American - 材質(material)
例:wooden, metal
出典:Adjective order – British Council
A beautiful small old round red Japanese wooden table.
美しくて小さくて古い丸い赤い日本の木製のテーブル
形容詞が3つ以上使われるのは珍しいですが、複数の形容詞が使われる場合は、上記の順番で並べるのが一般的です。この順番はBritish Councilに基づいていますが、辞書によっては、「年齢」が「形」より前に来る場合もあるようです。
まとめ
この記事では、形容詞の意味や使い方について解説しました。
形容詞とは、名詞の性質や状態を表す言葉で、文章の中で名詞を修飾したり、主語の状態を説明したりする役割があります。形容詞を覚えることで、より豊かな表現ができるようになり、英語の読解や会話にも役立ちます。英語を学ぶ際は、形容詞の使い方にも注目してみてください。