可算名詞(countable noun)とは?意味と使い方をわかりやすく解説

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可算名詞(countable noun)とは、数えられる名詞のことです。英語には単数形と複数形の区別があるため、正しい冠詞数量詞を使うことが重要です。この記事では、可算名詞の意味や使い方についてわかりやすく解説します。

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可算名詞とは何か?

可算名詞(countable noun)とは、「1つ、2つ」と数えることができる名詞のことです。単数形と複数形があり、数に応じて形が変化します。

たとえば、以下のような名詞が可算名詞に該当します。

  • 単数形
    a book(1冊の本)
    a car(1台の車)
    an apple(1個のリンゴ)
  • 複数形
    books(本の複数形)
    cars(車の複数形)
    apples(リンゴの複数形)

可算名詞は、個別に数えることができるものが該当します。ということは、具体的な物体だけでなく、数えられる抽象概念も含まれます。たとえば、question(質問)やidea(アイデア)はどちらも可算名詞です。

ごがくねこ
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ポイントは、可算名詞は数えられるものであり、単数・複数形で区別される点です。

可算名詞の使い方やルール

可算名詞には、いくつかの基本的なルールがあります。

① 単数形には冠詞が必要

可算名詞の単数形は、通常は「a」または「an」の不定冠詞を付けます。すでに話題に出たものや、聞き手と共有されている特定のものを指すときは定冠詞の「the」を使います。

  • I have a pen.
    私はペンを1本持っている。
  • She ate an orange.
    彼女はオレンジを1個食べた。
  • The book is very interesting.
    その本はとても面白い。
ごがくねこ
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定冠詞と不定冠詞については以下でまとめています。

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② 複数形には「s」または「es」を付ける

可算名詞を複数形にする場合、基本的に「s」や「es」を付けます。そのほかにも以下のようなルールがあります。

  • 語尾に「s」を付ける
    dog → dogs
    car → cars
    apple → apples
  • 語尾が「s, x, z, ch, sh」の場合、「es」を付ける
    bus → buses
    box → boxes
    watch → watches
    ※stomach → stomachs(例外)
  • 語尾が「子音 + y」の場合、「y」を「i」に変えて「es」を付ける
    baby → babies
    city → cities
  • 語尾が「母音+y」の場合、そのまま「s」を付ける
    boy → boys
    toy → toys
ごがくねこ
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少し複雑ですが、基本的にこのパターンで変化します。

ただし、「child → children」「man → men」「foot → feet」「tooth → teeth」など、不規則に変化する名詞もあります。

③ 数量を表す単語と一緒に使う

可算名詞は数えられるため、「one, two, three」などの数詞や、「many, few, several」などの数量詞と一緒に使います。

  • He has two cats.
    彼は2匹の猫を飼っている。
  • There are many chairs in the room.
    部屋にはたくさんの椅子がある。
  • I have a few friends in New York.
    ニューヨークに友達が少しいます。
  • There are some books on the table.
    テーブルの上に何冊かの本があります。
  • Do you have any pens?
    ペンを持っていますか?

使われる数量詞は加算か不可算かで決まります。たとえば、「many」や「several」は可算名詞にのみ使いますが、「much」や「a little」は不可算名詞にのみ使います。また、「some」は加算・不可算どちらにも使え、「any」は否定文や疑問文でよく使われます。

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可算名詞と不可算名詞の違い

可算名詞と不可算名詞は混同しやすいので、全体的な違いを理解しておくと役立ちます。

可算名詞
(Countable Noun)
不可算名詞
(Uncountable Noun)
数えられる(one, two, three…) 数えられない(量や単位で表現)
単数・複数の区別がある 基本的に単数形のみ
a/an をつけられる a/an をつけない
many, fewなどを使う much, littleなどを使う

たとえば、「water(水)」や「advice(助言)」は不可算名詞なので、「two waters」や「an advice」とは言いません。

まとめ

この記事では、可算名詞の意味や使い方について解説しました。

可算名詞は、「1つ、2つ」と数えられる名詞のことで、単数形と複数形の区別があります。単数形では不定冠詞「a」「an」や定冠詞「the」をつけ、複数形では「s」や「es」を付けるなどのルールがあります。また、数量を表す語(many, few, someなど)と一緒に使うことが多いです。可算名詞を正しく使うことで英語の表現がより自然になるので、英語を学ぶ際は可算名詞と不可算名詞の違いに注目してみてください。

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