日本語の「頭」はとても便利で、体の部位としても、比喩的な意味でも幅広く使われます。英語でも文脈によって使い分けが必要です。
基本となるのは「head」です。これは体の「頭部」を指します。「Shake one’s head(頭/首を振る)」「Nod one’s head(うなずく)」のように日常的によく使われます。また「headache(頭痛)」もおなじみですね。
「skull」という単語もありますが、これは骨としての「頭蓋骨」を意味します。医療や科学の文脈で出てくることが多く、普段の会話ではあまり使いません。「頭頂部」を言いたいときは「the top of the head」と表現します。
比喩的な用法も豊富です。「use one’s head」は「頭を使え」、つまり「よく考えろ」という意味になりますし、「be the head of a company」は「会社のトップである」という意味になります。日本語の「頭が切れる」「頭が上がらない」と同じように、英語でも「head」は知恵やリーダーシップを表す象徴として使われていますね。
また、「keep one’s head」は「冷静さを保つ」、「lose one’s head」は「慌てる」という意味です。感情のコントロールを頭で表現するのも、万国共通の発想といえます。
このように、英語の「head」は単なる身体の一部を示すだけでなく、考えることや立場を示す比喩としても使われています。日本語の「頭」と同じように、日常生活から抽象的な表現まで幅広く使われていますね。
