「白」は英語で「white」と言います。日常的には「a white shirt(白いシャツ)」「white snow(白い雪)」のようにシンプルに色を指しますが、実は「white」という言葉も多くの比喩や文化的な意味を持っています。
まず、清潔さや純粋さを表すときに使われます。「a white lie(罪のない嘘)」という表現がありますが、これは人を傷つけないためにつく小さな嘘のこと。嘘なのに「white(白)」が使われるのは、悪意がないことを強調しているからです。
また、「white flag(白旗)」は「降参」の意味で使われます。戦いの場で白い旗を掲げると「武器を捨てて降伏します」というサインになることから、比喩的に「give up」を表す言葉になりました。
さらに「white-collar」と言えば、スーツを着てオフィスで働く人々のこと。「blue-collar(肉体労働者)」と対比される表現です。色のイメージが社会的な区分にまで広がっているのが面白いところですね。
宗教や文化の中でも白は特別な色です。西洋では結婚式のドレスが「white」であるのは、純潔や新しい始まりを象徴するためです。一方で、アジアの一部地域では白が喪服の色とされ、死や別れを表すこともあります。
このように「white」は単なる色を超えて、「純粋」「降伏」「職業」「文化的な象徴」といった多様な意味を持っています。英語で「white」に出会ったら、その場で何を表しているのか少し考えてみると、より深い理解につながるかもしれませんね。
