日本語の「服装」は、身につける衣服やそのスタイル全体を指します。英語では「clothes(服)」という単語がまず思い浮かびますが、「服装」をもう少し広い意味で表すときは「clothing」「outfit」「attire」「dress code」など、文脈によって言葉を使い分けます。
「clothes」は日常的に使う一般的な言葉です。「I bought new clothes(新しい服を買った)」のように、普段着などを指すときに使われます。それに対して「clothing」は少し堅い表現で、衣類全般を指します。「winter clothing(冬服)」や「protective clothing(防護服)」のように、用途を説明する場面でよく使われます。
「outfit」は、全体のコーディネートを指す言葉です。たとえば「I like your outfit(その服装、素敵ですね)」というときは、服だけでなく靴やアクセサリーなどを含めた「装い全体」を褒めています。「She wore a traditional outfit(彼女は伝統的な服装をしていた)」のように使うこともあります。
フォーマルな場面では「attire」という言葉も一般的です。「business attire(ビジネスの服装)」や「formal attire(正装)」など、礼儀や場の雰囲気に合わせた服装を指すときに使われます。
また、職場やイベントなどでよく見かける「服装規定」は「dress code」と言います。「The dress code is smart casual(服装はスマートカジュアルです)」のように、求められるスタイルを示す表現です。
つまり、英語の「服装」は状況によって複数の単語に分かれています。普段着を話すときは「clothes」、全体のスタイルを表すなら「outfit」、フォーマルな場面では「attire」や「dress code」。それぞれの言葉が持つニュアンスを知っておくと、英語会話できっと役立つはずです。
