「吹雪」は英語で一般的に「blizzard(ブリザード)」と言います。強い風と雪がいっしょになって視界がほとんど見えなくなるような状態を指す言葉で、単なる雪(snow)とは違って、危険を感じるほどの激しい天候を意味します。
たとえばニュースなどでは「A blizzard hit the city(吹雪がその街を襲った)」のように使われます。また、「snowstorm(雪の嵐)」という表現もありますが、「blizzard」のほうがより強烈な吹雪を指します。風の勢いが弱ければ「snowstorm」、風が非常に強く、長時間続く場合は「blizzard」というイメージです。
吹雪のときの状態を描写するときには、「It’s snowing heavily(雪が激しく降っている)」や「The wind is blowing snow everywhere(風で雪が舞っている)」なども使われます。これらを組み合わせて、「It’s a real blizzard out there(外は本当に吹雪だ)」という言い方もできます。
面白いのは、「blizzard」が比喩的にも使われることです。たとえば「a blizzard of emails(大量のメール)」のように、何かが一気に押し寄せてくる状況を表すことがあります。吹雪のように止めどなく降りかかる、という感覚ですね。
また、アメリカでは「Blizzard」という名前のアイスクリームデザートもあります。冷たくてかき混ぜたような見た目から、まさに「吹雪」という名前がついたわけです。
このように「blizzard」は自然現象としてだけでなく、英語では感覚的にも豊かに使われる言葉です。雪が舞い散る様子を思い浮かべながら、「blizzard」という音の響きを味わうと、その情景が少し英語的に感じられるかもしれませんね。
