「地震」は英語で「earthquake(アースクエイク)」と言います。直訳すると「地球(earth)」が「揺れる(quake)」という意味。とてもわかりやすい構成の単語です。
たとえば、「A big earthquake hit Japan(大きな地震が日本を襲った)」や「Did you feel the earthquake?(地震、感じた?)」のように使います。ニュースなどでは「a magnitude 6.5 earthquake(マグニチュード6.5の地震)」という表現もよく見られます。
地震に関連する言葉もいくつかあります。「aftershock(余震)」「tremor(小さな揺れ)」などはよく使われますし、「epicenter(震央)」「seismic activity(地震活動)」のように、地学の専門用語として使われる言葉もあります。「seismic(サイスミック)」は「地震の」「振動の」という意味で、「seismic wave(地震波)」のように使われます。
英語では地震の強さを表すときに「magnitude(マグニチュード)」を使い、気象庁のような「震度(seismic intensity)」にあたる表現はあまり一般的ではありません。また、人の体感を表す場合は、「It was a strong shake(かなり揺れた)」「The ground was shaking hard(地面が激しく揺れた)」などと表現します。
文化的に見ると、地震の多い日本では「earthquake」という言葉はとても身近ですが、地震の少ない国ではあまり日常的な話題ではありません。そのため、外国の人に「earthquake drill(地震訓練)」を説明すると驚かれることもあります。
「earthquake」という単語には、単に自然現象という以上に、「不安定さ」「突然の変化」という比喩的な意味も込められることがあります。「political earthquake(政治的な激変)」などのように使われるときは、社会的な「揺れ」を表しています。
こうして見ると、「地震(earthquake)」は自然の出来事を超えて、「大きな変化」「予測できない力」を感じさせる言葉でもありますね。
