日本語の「体調不良」はとても便利な言葉ですよね。はっきりした病気名を言わなくても、「なんとなく具合が悪い」という気持ちをやわらかく伝えられます。英語にも似たような言い方はありますが、状況によって使い分けます。
最もよく使われるのは「I’m not feeling well.(あまり調子が良くないです)」というフレーズです。丁寧な表現でどんな場面でも使えます。もう少しカジュアルに言いたいときは「I don’t feel good.」や「I’m feeling a bit off.(ちょっと変な感じがする)」もよく使われます。
具体的に軽い不調を伝えるなら、「I feel sick.(気分が悪い)」や「I have a headache.(頭が痛い)」のように症状を言ってもOKです。ただし「I’m sick.」と言うと、「病気で寝込んでいる」「体調がかなり悪い」という意味になることが多いので、軽い不調なら「not feeling well」のほうが無難です。
また、会社や学校を休むときには「I’m not feeling well today, so I’ll take the day off.(今日は体調がすぐれないので休みます)」という言い方も一般的です。メールなどでは「I’m feeling under the weather.」という表現も使われます。直訳すると「天気の下にいる」ですが、意味は「体調が悪い」。やや丁寧で、職場などでもよく使われるフレーズです。
つまり、英語では「気分が悪い」「調子がよくない」といった状態を、状況に合わせて具体的に表現するのが基本です。日本語より少し詳しく言う必要がありますが、その分、相手に自分の状態を正確に伝えられる点では、かえって便利かもしれませんね。
