イタリアの伝統的お菓子「パネットーネ」の意味や語源とは

パネトーネ

パネトーネって美味しいですよね。

パネトーネはドライフルーツが入っているふわふわのパンケーキで、イタリアの伝統的なお菓子です。特にクリスマスや新年などにデザートとして食されています。

ごがくねこ
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今回はパネトーネの意味や語源などについて簡単にご紹介します。

南米ではみんな大好きパネトーネ

パネトーネは、正式にはパネットーネ(panettone)と呼ばれています。日本ではあまり一般的ではありませんが、イタリアなどのヨーロッパや、スペイン語およびポルトガル語圏のラテンアメリカで広く食べられています。私が住んでいた南米ではどこの国でも基本的に大人気でした。

ごがくねこ
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クリスマス頃によく食べる人気の食べ物ということで、日本でいうお餅お汁粉みたいな存在でしょうか?

ちなみにスペイン語ではパネトンパネトーン(panetón)と言います。

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生地は甘いスポンジケーキだけでなく、中にドライフルーツが入っているのが特徴です。このドライフルーツがとても良いアクセントになっています。ドイツのシュトーレンとも少し似ていますね。日本ではあまり見かけませんがamazonなどでたまに見かけます。

ブラジルでもパネトーネは人気です。

ブラジルと言えば、日系ブラジル人が多く住んでいる群馬県の大泉町のに立ち寄った時に、スーパーでブラジル産のパネトーンが売っていた記憶がありました。パネトーン以外にも、南米産のお菓子や缶詰なども売っていたので、海外のお菓子に興味がある方はそういったコミュニティがある地域を巡るのも面白いかもしれませんね。

こちらはペルー産のパネトーン。

ペルーは一人当たりのパネトーン消費量が世界一の国です。個人の消費量では実はイタリアが1位ではないんですね。

参照:“Navidad 2018: Peruanos comen más panetón en toda América | FOTOS” Trome

ペルーの新聞Tromeの記事によれば、全体の消費量ではイタリアが1位ですが、ペルーはイタリアに次ぐ世界2位でした。ちなみに、世界3位はブラジルです。

私はペルーにも半年ほど住んでいましたが、クリスマスだけでなく普段からおやつや朝食としてパネトーンを食べている人たちもいます。ペルーでは最近肥満が問題になっていますが、パネトーンも無関係ではないような気がします・・・

ごがくねこ
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バターを塗ったり、こんがり焼いたり、食べ方もさまざまですが、バターまで追加するのはカロリーがちょっと気になりますよね。

パネトーネの意味や語源とは

パネトーネは、何でパネトーネと呼ばれるようになったのでしょう。

一説によると、パネトーネを初めて作ったのがイタリア人のトニー(Toni)さんという方で、「トニーのパン」だから「パーネ・ディ・トーニ(pan de Toni)」と呼ばれるようになったそうです。それが後に訛ってパネットーネになったのだとか。

panはイタリア語で「パン」、deは「~の」という意味がある前置詞です。ちなみに日本語のパン(pan)はポルトガル語が由来です。

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パネトーネの名前の由来は人の名前にあったようです。今から約500年前の1500年頃の出来事だそうですが、似たようなお菓子は古代ローマの時代からあったそうです。

ただ、名前の由来には諸説あるようなので定説はありません。アントニオ(Antonio)さんのパンだ!という説もあるようです。トニーなのかアントニオなのか定かではありませんが、どちらにせよ人の名前が由来ではあるようです。

ごがくねこ
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みんな大好きパネトーネ。機会があればぜひ食べてみてくださいね。チャオ!

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