基数詞(cardinal numeral)とは、数量を表す数詞のことです。英語では「one, two, three」などのように、物の数や量を示すときに使われます。この記事では、基数詞の意味や使い方についてわかりやすく解説します。
基数詞とは何か?
基数詞(cardinal numeral)とは、「1、2、3」などの数量を表す数詞のことです。たとえば、以下のような単語が基数詞に該当します。
- 1 – one
- 2 – two
- 3 – three
- 10 – ten
- 100 – one hundred
- 1,000 – one thousand
基数詞は、物の数や数量を表すときに使われます。

基数詞の使い方や役割とは?
基数詞には、さまざまな使い方があります。ここでは、代表的な使用例を紹介します。
① 物の数を表す
英語では、基数詞の後に名詞を置くことで数量を表します。
- I have two cats.
私は2匹の猫を飼っている。 - She bought three books.
彼女は3冊の本を買った。 - There are five chairs in the room.
部屋には5つの椅子があります。

英語では「基数詞+名詞」の順番で、「〇〇個」や「〇〇人」となります。
② 年齢を表す
人や動物の年齢を表すときにも基数詞が使われます。
- He is five years old.
彼は5歳です。 - My dog is ten years old.
私の犬は10歳です。
③ 価格や数量を表す
お金や距離、重さなどを表すときにも基数詞が使われます。
- The bag costs twenty dollars.
そのバッグは20ドルです。 - This road is fifty kilometers long.
この道路は50キロメートルの長さがある。
④ 電話番号や住所を表す
電話番号や住所を読み上げるときも、基数詞をそのまま使います。
- Call me at 555-1234.
555-1234に電話してください。 - He lives at 25 Main Street.
彼はメインストリート25番地に住んでいる。
大きな数の表し方
大きな数を表す場合、以下のようなルールで表現します。
- 100 – one hundred
- 1,000 – one thousand
- 10,000 – ten thousand
- 1,000,000 – one million
たとえば、以下のように使います。
- He has one hundred dollars.
彼は100ドル持っています。 - The city has two million people.
その都市には200万人の人がいます。
「and」の使い方と省略
一般的に、100の位の後は「and」を使いません。たとえば、「123」は「one hundred twenty-three」と表現します。この表現方法は、アメリカ英語でよく使われるスタイルです。
一方、イギリス英語では、100の位の後に「and」を使うことがあります。たとえば「123」は「one hundred and twenty-three」となります。
- アメリカ英語の例
There are three thousand four hundred fifty students in the school.
学校には3450人の生徒がいます。 - イギリス英語の例
There are three thousand four hundred and fifty students in the school.
学校には3450人の生徒がいます。
基数詞を使う際のポイント
英語の基数詞を使う際に注意すべきポイントを紹介します。
- 「hundred」「thousand」「million」の前に「a」や「one」を使う
例:a/one hundred
例:a/one thousand
例:a/one million - 「hundred」「thousand」「million」は単数形になる(※後述)
〇 two hundred people
× two hundreds people
〇 five thousand dollars
× five thousands dollars - 数が大きい場合は「,(カンマ)」を入れて読みやすくする
例:1,234 → one thousand, two hundred thirty-four
例:12,345,678 → twelve million, three hundred forty-five thousand, six hundred seventy-eight
例:10,000 → ten thousand
例:1,000,000 → one million
「hundred」「thousand」「million」は、単位として使う場合は常に単数形です。これらの単語は数の単位として使う場合、複数形にはしません。しかし、「hundreds」「thousands」「millions」のように複数形になることもあります。その場合は「多数の〜」「何百(何千、何百万)もの〜」という意味になります。
基数詞と序数詞の違い
基数詞(cardinal numeral)は「数量」を表しますが、序数詞(ordinal numeral)は「順序」を表します。
- 基数詞
one(1)
two(2)
three(3) - 序数詞
first(1st)
second(2nd)
third(3rd)
たとえば、「I have two books.(私は2冊の本を持っている)」は基数詞、「He is sitting in the second seat.(彼は2番目の席に座っている)」は序数詞となります。
まとめ
この記事では、基数詞の意味と使い方について解説しました。
基数詞とは、数量を表す数詞であり、物の数、年齢、価格、住所などさまざまな場面で使われます。大きな数の表現方法や序数詞との違いを理解することで、より正確な英語表現ができるようになります。英語学習を進める際は、基数詞の使い方にも注目してみてください。