接続詞(conjunction)とは、単語・句・文をつなげる重要な役割を持つ言葉です。英語にはさまざまな種類の接続詞があり、適切に使うことで文章の流れをスムーズにすることができます。この記事では、接続詞の意味や使い方についてわかりやすく解説します。
接続詞とは何か?
接続詞(conjunction, コンジャンクション)とは、単語・句・節を結びつける言葉のことです。英語の接続詞は、主に以下の3種類があります。
- 等位接続詞:対等な語や文をつなぐ
(例:and, but, or) - 相関接続詞:2つの要素をペアで結ぶ
(例:both A and B, either A or B) - 従属接続詞:主節と従属節を結ぶ
(例:because, if, although)

接続詞は英語を学ぶ上で欠かせない要素ですし、試験にも役立ちます。
接続詞の種類と使い方
英語の接続詞は、主に3つの種類に分類されています。それぞれの特徴と使い方を見ていきましょう。
- 等位接続詞(Coordinating Conjunctions)
- 相関接続詞(Correlative Conjunctions)
- 従属接続詞(Subordinating Conjunctions)
① 等位接続詞
等位接続詞は、対等な単語や節をつなぐ役割があります。代表的なものとして、FANBOYS(for, and, nor, but, or, yet, so)があります。
- and(そして)
例:I like coffee and tea.(私はコーヒーとお茶が好きです。) - but(しかし)
例:She is kind, but sometimes strict.(彼女は優しいが、時々厳しい。) - or(または)
例:Would you like coffee or tea?(コーヒーか紅茶はいかがですか?) - so(だから)
例:It was raining, so we stayed inside.(雨が降っていたので、私たちは中にいた。) - for(なぜなら)
例:I stayed home, for it was too cold outside.(外は寒すぎたので、私は家にいました。) - nor(〜もまた〜ない)
例:He doesn’t like coffee, nor does he like tea.(彼はコーヒーも紅茶も好きではない。) - yet(しかしながら)
例:She was tired, yet she kept working.(彼女は疲れていたが、それでも働き続けた。)

等位接続詞を使うと、情報が整理されて、文章が簡潔になります。
② 相関接続詞
相関接続詞は、ペアで使われる接続詞で、文をバランスよくつなぐ役割があります。
- both A and B(AもBも)
例:Both John and Mary are coming to the party.(ジョンもメアリーもパーティーに来ます。) - either A or B(AかBのどちらか)
例:You can have either tea or coffee.(お茶かコーヒーのどちらかを選べます。) - neither A nor B(AもBも〜ない)
例:He is neither tall nor short.(彼は高くも低くもない。) - not only A but also B(AだけでなくBも)
例:She is not only smart but also kind.(彼女は賢いだけでなく優しい。) - whether A or B(AかBか)
例:I don’t know whether he will come or not.(彼が来るかどうか分かりません。) - as A as B(Bと同じくらいA)
例:She is as tall as her brother.(彼女は彼女の兄と同じくらい背が高い。)

相関接続詞を使うと、対比や強調したい要素を明確に示すことができます。
③ 従属接続詞
従属接続詞は、主節(main clause)と従属節(subordinate clause)をつなぎ、原因・条件・時間・目的などを示します。
- because(なぜなら)
例:I stayed home because it was raining.(雨が降っていたので、家にいた。) - if(もし)
例:I will go out if it stops raining.(もし雨がやんだら、外に出ます。) - although(〜だけれども)
例:Although he was tired, he kept working.(彼は疲れていたが、働き続けた。) - when(~するとき)
例:Call me when you arrive.(到着したら電話して。) - while(〜している間に)
例:He was reading while she was cooking.(彼が読書している間、彼女は料理していた。) - before(〜する前に)
例:I will call you before I leave.(出発する前に電話します。) - unless(〜でない限り)
例:I won’t go unless it stops raining.(雨が止まない限り、出かけません。) - since(〜以来、〜だから)
例:I haven’t seen her since she moved to Japan.(彼女が日本に引っ越してから、私は彼女を見ていません。)
例:Since it’s raining, we’ll stay inside.(雨が降っているので、家にいます。)

従属接続詞を覚えると、文の構造を理解しやすくなります。
接続詞を使う際のポイント
接続詞を使う際には、以下の点に注意すると、より自然で正確な文章を作ることができます。
- 等位接続詞の前には「カンマ(,)」を使うことが多い
例:I like coffee, but I prefer tea. - 従属接続詞の節が文の最初に来る場合、「カンマ(,)」を入れる
例:Because it was raining, I stayed home. - 相関接続詞はセットで使う必要がある
例:She is both talented and hardworking.
そのほかの接続詞や例文は以下でも紹介しているので参考にしてください。

まとめ
この記事では、接続詞の意味と使い方について解説しました。
接続詞には「等位接続詞」「相関接続詞」「従属接続詞」の3種類があり、文をつなげる役割を持っています。適切に使うことで、よりスムーズで論理的な文章を作ることができます。また、英語の試験にも良く頻出するので、覚えておくとスコアアップにもつながります。英語を学ぶ際は、接続詞の使い方にも注目してみてください。