本動詞(main verb)とは、文の中で主要な意味を持つ動詞のことです。英語の文章を作る上で欠かせない要素であり、主語の動作や状態を表します。この記事では、本動詞の意味や使い方についてわかりやすく解説します。
本動詞とは何か?
本動詞(main verb)とは、文の中心となる動詞です。主語が何をするのか、またはどのような状態にあるのかを表す役割があります。
たとえば、以下の太字の部分が本動詞です。
- I eat breakfast every morning.
私は毎朝朝食を食べる。 - He sleeps early.
彼は早く寝る。 - She runs fast.
彼女は速く走る。 - They live in New York.
彼らはニューヨークに住んでいる。
本動詞は助動詞とは異なり、単語自体に意味があるため、単独で使用することができます。

文の意味の中心となるのが本動詞、意味を補助するのが助動詞です。

本動詞の種類や使い方とは?
本動詞には、さまざまな種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。ここでは、主な種類や使い方を紹介します。
① 動作動詞(action verb)
動作動詞は、具体的な行動や動作を表す動詞です。
- I eat breakfast at 7 AM.
私は朝7時に朝食を食べる。 - He studies English every day.
彼は毎日英語を勉強する。 - She writes a letter.
彼女は手紙を書く。 - They play soccer.
彼らはサッカーをする。

動作動詞は、日常的な行動を表す最も基本的な動詞です。
② 状態動詞(stative verb)
状態動詞は、動作ではなく「状態」や「感情」などを表す動詞です。
- I know the answer.
私は答えを知っている。 - She has a cat.
彼女は猫を飼っている。 - He is happy.
彼は幸せだ。 - They seem tired.
彼らは疲れているようだ。

これらの動詞は通常、進行形(-ing 形)にはなりません。
③ 助動詞と一緒に使われる
本動詞は、助動詞(can, will, mustなど)と組み合わせて使うこともあります。この場合、助動詞が文法的な機能を持ち、本動詞が動作や状態を示します。
- I can swim well.
私は上手に泳ぐことができる。 - She will travel to France next month.
彼女は来月フランスへ旅行する予定だ。 - We should leave now.
私たちは今出発すべきだ。 - You might like this movie.
あなたはこの映画が好きかもしれない。

助動詞を使うことで、表現の幅が広がりますね。
④ 自動詞と他動詞に分類される
本動詞は、自動詞と他動詞に分類されます。
- 自動詞(intransitive verb)
⇨ 目的語を必要としない
例:He runs every morning.(彼は毎朝走る。) - 他動詞(transitive verb)
⇨ 目的語を必要とする
例:She likes cats.(彼女は猫が好きだ。)

自動詞と他動詞については、以下の記事でも解説しています。


本動詞と助動詞の違い
英語には、本動詞と助動詞の2種類の動詞があります。本動詞は単独で意味を持つのに対し、助動詞は本動詞を補助する役割を持ちます。
- 本動詞(main verb)
⇨ 単体で意味を持ち、動作や状態を表す
例:She sings beautifully.(彼女は美しく歌う。) - 助動詞(auxiliary verb)
⇨ 本動詞を補助し、時制や可能性を示す
例:She can sing beautifully.(彼女は美しく歌うことができる。)
助動詞の例には、can(〜できる)、will(〜するつもり)、must(〜しなければならない)などがあります。

助動詞がある場合でも、実際の動作や状態を表すのは本動詞です。
本動詞 | 助動詞 |
---|---|
単独で意味を持つ | 単独では意味を持たない |
単独で述語を形成できる | 必ず本動詞と一緒に使われる |
She sings beautifully. | She can sing beautifully. |

まとめ
この記事では、本動詞の意味や使い方について解説しました。
本動詞は、文の中で主要な動作や状態を表す動詞で、単独で意味を持ちます。動作動詞や状態動詞、自動詞や他動詞など、さまざまな種類があります。助動詞と組み合わせて使われることもありますが、文の主要な意味を担うのは本動詞です。英語を学ぶ際には、本動詞の活用や使い方にも注目してみてください。