Better to reign in hell than serve in heaven.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#349

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Better to reign in hell than serve in heaven」です。

「Better to reign in hell than serve in heaven」は、直訳すると「天国で仕えるより地獄で支配するほうが良い」となりますが、実際には「たとえ悪い状況でも、自分が主導権を握る方が良い」「地位や自由を持って苦しい環境にいるほうが、束縛されて快適な環境にいるよりも良い」という意味になります。

このフレーズは、困難な状況下であっても、独立心や自主性を重んじることを表現しています。また、自分の意志を貫くために厳しい選択をする際に使います。

例えば、仕事で上司に従うよりも、自分で起業する方が良いと考える人が、「Better to reign in hell than serve in heaven.(天国で仕えるよりも地獄で支配する方が良い)」と言うことができます。また、自分のビジネスを始める際に、「I prefer to have my own small business. Better to reign in hell than serve in heaven.(自分の小さなビジネスを持ちたい。天国で仕えるより地獄で支配する方が良い)」と言うこともできます。

このフレーズは、ジョン・ミルトンの叙事詩『失楽園』(Paradise Lost , 1667年)に登場するサタンのセリフとして知られています。サタン(またはルシファー)は、天国を追放された後、地獄で支配者となることを選び、この言葉を述べます。この言葉はサタンの誇りや野心を表しており、逆境にあっても自主性を重んじる慣用句として広く知られています。

まとめると、「Better to reign in hell than serve in heaven」は、文字通り「天国で仕えるより地獄で支配するほうが良い」という意味ではなく、自由や自主性を重視し、困難な環境であっても自分の道を選ぶことの価値を指します。このフレーズを使うことで、自分の意志や独立心を強調することができます。

この「Better to reign in hell than serve in heaven」を使って、自由や自主性を重んじる場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Better to reign in hell than serve in heaven.
天国で仕えるより地獄で支配するほうが良い。
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