今回のフレーズは「No pain, no gain」です。
「No pain, no gain」は、直訳すると「痛みなくして得るものなし」となりますが、実際には「苦労なくして成功なし」という意味になります。
このフレーズは、目標を達成するためには、苦労や努力が必要であることを表現しています。特に、運動やトレーニングの場面でよく使われます。
例えば、ジムでトレーニング中に、「If you want to build muscle, you have to work hard at the gym. No pain, no gain.(筋肉をつけたいなら、ジムで一生懸命にトレーニングしないといけない。痛みなくして得るものなし)」と言うことができます。また、難しいプロジェクトに取り組んでいるときに、「We have to work hard to achieve our goals. No pain, no gain.(目標を達成するためには努力が必要だ。苦労なくして成功なしだ)」と言うこともできます。
このフレーズの由来は、ヘシオドスやソポクレスといった古代ギリシャの時代にまでさかのぼりますが、具体的な言い回しは17世紀に現れました。1980年代のアメリカのエアロビクスにおいて、人々のモチベーションを高めるためのスローガンとして使用され、大きな人気を博したそうです。その後、成功には苦労が伴うという意味で日常的にも広く浸透しました。
まとめると、「No pain, no gain」は、文字通り「痛みなくして得るものなし」という意味ではなく、努力や苦労がなければ成功や成果を得ることができないことを指します。このフレーズを使うことで、努力の重要性や困難を乗り越える必要性を表現することができます。
この「No pain, no gain」を使って、努力や苦労が必要な場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
痛みなくして得るものなし。苦労なくして成功なし。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。