Not playing with a full deck.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#106

スポンサーリンク
このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Not playing with a full deck」です。

「Not playing with a full deck」は、直訳すると「フルデッキでプレイしていない」となりますが、実際には「頭がおかしい」「正常ではない」という意味になります。

このフレーズは、誰かが少しおかしい、または常識的な判断ができないと感じるときに使われます。ただ、誰かを傷つける可能性があるため、使用には慎重が必要です。

例えば、誰かが奇妙な行動を取っているときに、「I think he’s not playing with a full deck.(彼はちょっと頭がおかしいと思う)」と言うことができます。また、常識外れの発言をする人に対して、「She’s definitely not playing with a full deck.(彼女は常識が欠けているに違いない)」と言うこともできます。そのほかにも、「I think John isn’t playing with a full deck if he thinks he can finish that project in one day.(ジョンがそのプロジェクトを1日で終わらせられると思っているなら、彼は少し抜けていると思う)」と言うこともできます。

このフレーズの「deck」 は「トランプのカード一組」のことを指し、「full deck」 で全体のカードがそろっている状態を表しています。トランプは全てのカードがそろっているフルデッキ(full deck)でなければ、ゲームを正しくプレイできません。つまり、トランプのデッキが完全でないこと(=フルデッキではないこと)を比喩的に用いて、知能や理性が不足していることを表現しています。このフレーズの正確な起源は不明ですが、20世紀後半にアメリカのコメディアンが観客の笑いを誘うために使用し、人気を博したそうです。

まとめると、「Not playing with a full deck」は、文字通り「フルデッキでプレイしていない」という意味ではなく、誰かが少しおかしい、または完全に正気ではないことを指します。このフレーズを使うことで、誰かの行動や考えが普通ではないことをやんわりと伝えることができます。ただ、侮辱につながる可能性があるため、慎重に使用する必要があります。

この「Not playing with a full deck」を使って、誰かの奇妙な行動や考えを表現する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Not playing with a full deck.
フルデッキでプレイしていない。頭がおかしい。正常ではない。
スポンサーリンク

このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

「英語 参考書」をAmazonで検索する

ことわざ・格言
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました