Have one’s cake and eat it too.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#111

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Have one’s cake and eat it too」です。

「Have one’s cake and eat it too」は、直訳すると「ケーキを持ってそれを食べる」となりますが、実際には「両立できないことを同時に求める」「相反する二つの利益を同時に得る」「二兎を追う」という意味になります。

このフレーズは、相反する2つのことを同時に手に入れようとする、欲張りな行為を表現する際に使われます。

例えば、高給の仕事と自由な時間を同時に求めているときに「You can’t have your cake and eat it too.(そんなにうまく両立できないよ)」と言うことができます。また、厳しいダイエットをしているのに、好きな食べ物を我慢せずに食べたいときにも、「If you want to lose weight, you can’t have your cake and eat it too.(減量したいなら、好きなものを食べることはできないよ)」と言うことができます。

ほかにも、「your」以外の代名詞を使うこともできます。例えば、「She wants to save money but still buy luxury items. She can’t have her cake and eat it too.(彼女はお金を節約しつつ高級品も買いたいと思っている。それを両立するのは無理だよ)」と言うこともできます。

「have one’s cake and eat it too」というフレーズの由来は、「ケーキを持つ」と「そのケーキを食べる」という行為が同時には成立しないという考えからきています。この表現は16世紀頃から使われ始め、欲張りすぎて結果的に何も得られない状況を示すために用いられるようになりました。

まとめると、「Have one’s cake and eat it too」は、文字通り「ケーキを持ちながら食べる」という意味ではなく、両立できないことを同時に望むことを指します。このフレーズを使うことで、相反する二つの望みを同時に叶えることの難しさを表現することができます。

この「Have one’s cake and eat it too」を使って、相反する欲求や矛盾した期待を表現する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Have one’s cake and eat it too.
両立できないことを同時に求める。
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