今回のフレーズは「Slippery slope」です。
「Slippery slope」は、直訳すると「滑りやすい坂道」となりますが、実際には「負の連鎖につながる危険な道」という意味になります。
このフレーズは、一度始めると止められない危険な行為や、負の連鎖につながるようなことを警告する際に使われます。
例えば、健康に関する議論で、「Skipping breakfast may be a slippery slope to unhealthy eating habits.(朝食を抜くことは、不健康な食習慣につながる可能性がある)」と言うことがあります。また、「Eating junk food regularly can lead you down a slippery slope to serious health issues.(ジャンクフードを定期的に食べることは、深刻な健康問題につながる危険な道だ)」と言うこともできます。そのほかの負の連鎖が起こりそうな例として、「One fib can lead down a slippery slope to more lies.(ひとつの嘘は、さらなる嘘につながる危険がある)」と言うこともできます。
「Slippery slope」の語源は、その言葉通り、滑りやすい坂道は一度滑ると止まらないという事実からきています。この表現は19世紀頃から使われ始め、連鎖的な悪影響をもたらす行為を指す比喩として広く用いられるようになりました。
まとめると、「Slippery slope」は、文字通り「滑りやすい坂道」という意味ではなく、ある行動が連鎖的に悪い結果を引き起こす可能性が高いことを指します。このフレーズを使うことで、慎重に行動する必要があることを強調することができます。
この「Slippery slope」を使って、悪い結果が連鎖的に起こりそうな場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
負の連鎖につながる危険な道。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。