With a grain of salt.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#127

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「With a grain of salt」です。

「With a grain of salt」は、直訳すると「一粒の塩とともに」となりますが、実際には「懐疑的に」「話半分に」という意味になります。

このフレーズは、何かを完全には信じず、慎重に受け取ることを表現する際に使われます。

例えば、いつも大げさに言う人がいる場合に、「You should take his story with a grain of salt.(彼の話は話半分に聞いておいた方がいいよ)」と言うことができます。また、「I always take his advice with a grain of salt because he tends to exaggerate.(彼は大げさなことが多いから、私はいつも話半分に聞いてるよ)」と言うこともできます。

「With a grain of salt」と共に使われる動詞は通常、「take」が用いられますが、「consider with a grain of salt」のように、他の動詞も時折使われます。ただし、一般的には「take」が最も適切な動詞とされます。

「With a grain of salt」の起源には諸説ありますが、一説では、古代ローマの学者プリニウスの著書『博物誌』で使用されたラテン語の表現「cum grano salis」に由来するとされています。プリニウスは、解毒剤の調合方法を記述する際に、味を良くするために微量の塩を添加するよう指示しました。このことから、何かを受け入れる際には慎重であるべきであるという意味が派生し、広く用いられるようになりました。

まとめると、「With a grain of salt」は、文字通り「一粒の塩とともに」という意味ではなく、何かを完全には信じず、慎重に受け取ることを指します。このフレーズを使うことで、情報や話を疑って受け取る姿勢を表現することができます。

この「With a grain of salt」を使って、情報や話を慎重に受け取る場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

With a grain of salt.
懐疑的に。話半分に。
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