今回のフレーズは「Button your lip」です。
「Button your lip」は、直訳すると「唇をボタンで留める」となりますが、実際には「黙る」「秘密を守る」という意味になります。
このフレーズは、何かを言わないように指示したり、秘密を守るように頼むときに使われます。
例えば、静かにするように促す場面で「Button your lip!(黙れ!)」と言うことがあります。また、友達が他の人に言ってはいけないことを知っているときに、「Remember to button your lip about our surprise party.(サプライズパーティーについては黙っていてね)」と言うことができます。ほかにも、誰かが不用意な発言をしそうなときに、「You should button your lip until we have all the facts.(全ての事実が揃うまで黙っていたほうがいいよ)」と言うこともできます。
「Button your lip」の由来は、文字通り、唇をボタンで留めるイメージから、口を閉ざすことを意味するようになりました。ここでの「button」は閉じること、「lip」は口や唇を指しています。この表現は20世紀初頭にアメリカで広まりました。同じ意味を持つ派生フレーズには「Zip your lip.(口にジッパーを閉める)」があります。
まとめると、「Button your lip」は、文字通り「唇をボタンで留める」という意味ではなく、黙ることや秘密を守ることを指します。このフレーズを使うことで、誰かに何かを言わないように頼むときや、情報を守る重要性を伝えることができます。
この「Button your lip」を使って、秘密を守る場面や不用意な発言を控える場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
黙る。秘密を守る。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。