今回のフレーズは「Ask no questions, and you’ll be told no lies」です。
直訳すると「質問しなければ、嘘をつかれることもない」となります。実際には「知らない方が良いこともある」という意味になります。
このフレーズは、真実を知りたくない場合や、嫌な答えを避けたいときに使われます。
例えば、真実を知りたいけど知るのが怖いときに、「Ask no questions, and you’ll be told no lies.(質問をしなければ、嘘をつかれることもないよ)」と言うことができます。また、知ることが平安を乱す可能性がある場合に、「Sometimes it’s better to ask no questions, and you’ll be told no lies.(時には質問しない方が、嘘をつかれることもなくて良い)」と言うことができます。
このフレーズの由来は、18世紀のアイルランドの作家オリバー・ゴールドスミス(Oliver Goldsmith)による戯曲『負けるが勝ち(She Stoops to Conquer)』にあります。この中で、過度な詮索を避けることで、余計な問題や嘘を防ぐという考えが表現されています。同様の意味と由来の表現に「Ask me no questions, I’ll tell you no lies.(あなたが質問しなければ、私は嘘はつかない)」もあります。
まとめると、「Ask no questions, and you’ll be told no lies」は、文字通り「質問しなければ、嘘をつかれることもない」という意味ですが、質問を避けることで不快な真実や嘘を避けることができるというイディオムです。このフレーズを使うことで、過度な干渉を避け、穏やかな人間関係を維持することができます。
この「Ask no questions, and you’ll be told no lies」を使って、不要な質問や干渉を避けたい場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
質問しなければ、嘘をつかれることもない。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。