Empty vessels make the most noise.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#206

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このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Empty vessels make the most noise」です。

「Empty vessels make the most noise」は、直訳すると「空の容器が最も音を立てる」となりますが、実際には「中身のない人ほど騒ぐ」という意味になります。

このフレーズは、知識や実力が伴わない人ほど自己主張が強く、大きな声を出すことを表現する際に使われます。日本語の「弱い犬ほどよく吠える 」と同じ様な意味をもっています。

例えば、具体的な提案がないのに批判ばかりする人について「He talks a lot, but empty vessels make the most noise.(彼はよく喋るけど、中身がない人ほどよく騒ぐ)」と言うことができます。また、SNSで無意味な投稿を繰り返す人について「Her posts are frequent but empty vessels make the most noise.(彼女の投稿は頻繁だけど、中身がない人ほどよく騒ぐ)」と言うこともできます。

「Empty vessels make the most noise」の由来は、空の容器が中身の詰まった容器に比べて音を立てやすいという物理的な現象に基づいています。つまり、空の容器は中身がないため振動しやすく、わずかな衝撃でも大きな音を立てるからです。これを人間に例えることで、内容のない人が騒ぎ立てる様子を表現しています。この考え方は長い歴史を持ち、古代ギリシャの哲学者プラトンによって言及されました。その後、英語のことわざとしても広まり、シェイクスピアも同様の表現を使用したことで知られています。類似の表現には「Empty vessels make the most sound」もあります。

まとめると、「Empty vessels make the most noise」は、文字通り「空の容器が最も音を立てる」という意味ではなく、中身のない人ほどよく騒ぐことを指します。このフレーズを使うことで、内容や実力のない人の自己主張が強いことを表現することができます。

この「Empty vessels make the most noise」を使って、弱い犬ほどよく吠えるなと思う場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Empty vessels make the most noise.
空の容器が最も音を立てる。中身のない人ほど騒ぐ。
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