今回のフレーズは「First come, first served」です。
「First come, first served」は、直訳すると「最初に来た人が最初に奉仕される」となりますが、実際には「先着順」「早い者勝ち」という意味になります。
このフレーズは、文字通り、先に来た人が優先されるという場面で使われます。
例えば、人気のレストランで待ち時間がある場合、「Sorry, we don’t take reservations. It’s first come, first served.(ごめんなさい、予約は受け付けていません。先着順です)」と言うことがあります。また、セールやイベントで限定商品がある場合にも、「It’s first come, first served, so be sure to arrive early.(先着順ですので、早めに来てください)」とアナウンスされることがあります。
「First come, first served」の由来は文字通り、行列ができるような場面で、最初に到着した人が最初にサービスを受けられるという普遍的な慣習に基づいています。このフレーズ自体は19世紀頃に誕生した比較的新しい言葉ですが、同様の考え方は古くから存在しており、14世紀にはジェフリー・チョーサーの『The Wife of Bath’s Tale(バースの女房の物語)』にも類似の表現が見られます。広告などでは「First come, first served」の略語である「FCFS」もよく用いられます。
まとめると、「First come, first served」は、文字通り「最初に来た人が最初に奉仕される」という意味ですが、先着順や早い者勝ちを表現するフレーズです。このフレーズを使うことで、資源やサービスが限られている場合に公平性を保ちながら順番を決めることができます。
この「First come, first served」を使って、待ち行列や限定サービスのルールを説明する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
先着順。早い者勝ち。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。