Flattery is the food of fools.の意味や使い方|英語のことわざ・格言・イディオム#232

スポンサーリンク
このシリーズでは、英語のことわざ・格言・慣用句などを解説しています

今回のフレーズは「Flattery is the food of fools」です。

「Flattery is the food of fools」は、直訳すると「お世辞は愚か者の食べ物」となりますが、実際には「お世辞は愚か者を喜ばせる」という意味になります。

このフレーズは、お世辞や過剰な称賛を真に受ける人々を戒める際に使われます。

例えば、誰かが不誠実なお世辞に簡単に騙されてしまったときに「He believed all the praise without question, showing that flattery is the food of fools.(彼はすべての称賛を疑いもせずに信じてしまい、お世辞は愚か者の食べ物であることを示している)」と言うことができます。

また、部下が上司にお世辞ばかり言っている場面で「She keeps flattering the boss, not realizing that flattery is the food of fools.(彼女は上司にお世辞ばかり言っているが、お世辞は愚か者の食べ物であることに気付いていない)」と言うこともできます。

「Flattery is the food of fools」の正確な起源は確定されていませんが、お世辞に対する戒めは、紀元前6世紀頃の古代ギリシャの作家イソップや、紀元前1世紀のローマの詩人プブリリウス・シルス(Publius Syrus)など、古くからさまざまな形で存在していました。その後、英文学では16世紀頃に登場し、例えば、イギリスの作家シェイクスピアは戯曲『ペリクリーズ』(1608年)で「Flattery is the bellows blows up sin(お世辞は罪を膨らませるふいご[送風機]のようなものである)」という表現を用いています。

お世辞への警告を示す類似表現は数多くあり、「Flattery will get you nowhere.(お世辞はどこにも連れて行かない/お世辞を言っても無駄である)」や 「Fine words butter no parsnips.(立派な言葉はパースニップにバターを塗らない/口先だけでは何も解決しない)」などがあります。

まとめると、「Flattery is the food of fools」は、文字通り「お世辞は愚か者の食べ物」という意味ではなく、お世辞に簡単に満足することの愚かさを指摘するイディオムです。このフレーズを使うことで、人々が真の価値を見極める重要性を強調することができます。

この「Flattery is the food of fools」を使って、お世辞に惑わされず真実を見極める大切さを強調する場面で活用してみてください。

実際の発音もチェックしてみてください

Flattery is the food of fools.
お世辞は愚か者の食べ物。お世辞は愚か者を喜ばせる。
スポンサーリンク

このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。

スポンサーリンク
英語学習におすすめの本

英語学習におすすめの本を紹介します!

「金フレ」として知られる『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』は、最も定番のTOEIC対策書です。シンプルで効率的に単語を学ぶことができ、日常的な英語力の向上にも役立ちます。初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しており、何度も繰り返し使えるので復習にも最適です。➡詳しく見る

一億人の英文法』(一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法)は、英文法を「感覚」や「イメージ」で学べる本。理論的な説明ではなく、ネイティブスピーカーの直感的な感覚に基づいた解説が特徴です。実際の会話で役立つ文法を学べるため、英語を「話すため」の文法を重視している方に最適です。学習者に親しみやすい口語体で、堅苦しくなく、楽しく進められます。➡詳しく見る

英語耳』(英語耳 発音ができるとリスニングができる)は、英語のリスニング力を向上させたい方向けの本です。英語の音の変化や発音のポイントを理解することで、リスニングスキルを高めることができます。ネイティブが実際に使う音の連結や省略、イントネーションを学べるため、リスニングだけでなくスピーキングにも役立ちます。英語の「音」に慣れたい方向けの一冊です。➡詳しく見る

「英語 参考書」をAmazonで検索する

ことわざ・格言
\ シェアする /
タイトルとURLをコピーしました