今回のフレーズは「Half a loaf is better than none」です。
「Half a loaf is better than none」は、直訳すると「半分のパンはないよりまし」となりますが、実際には「少しでもあるほうが全くないよりも良い」という意味になります。
このフレーズは、何も得られないよりは、少しでも得られる方が良いという状況を表現する際に使われます。
例えば、期待していたボーナスの額が減ってしまったときに「I was hoping for a larger bonus, but half a loaf is better than none.(もっと大きなボーナスを期待していたが、少しでももらえるだけましだ)」と言うことができます。また、プロジェクトの一部しか成功しなかった場合に「We didn’t achieve everything we planned, but half a loaf is better than none.(計画していたすべてを達成できなかったが、少しでも成果があっただけましだ)」と言うこともできます。
「half a loaf is better than none」という表現の起源は、おそらく16世紀にさかのぼり、ジョン・ヘイウッドが1546年に出版したことわざ集に由来するとされています。このことわざは、手に入れたものに感謝し、前向きに受け止めることの重要性を教えています。「none」を「bread」に変えた「Half a loaf is better than no bread」という表現もあります。また、類似表現には「Something is better than nothing(少しでもないよりはまし)」などがあります。
まとめると、「Half a loaf is better than none」は、文字通り「半分のパンはないよりまし」という意味ではなく、少しでも得る方が全く得られないよりましということを指します。このフレーズを使うことで、何かを少しでも得ることの重要性を表現することができます。
この「Half a loaf is better than none」を使って、少しでも得られたことを前向きに捉える場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
半分のパンはないよりまし。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。