今回のフレーズは「Make haste slowly」です。
「Make haste slowly」は、直訳すると「ゆっくり急げ」となりますが、実際には「急がば回れ」という意味になります。
このフレーズは、急いでいるときでも慎重に行動することの重要性を表現しています。
例えば、複雑なプロジェクトを進める際に「We need to make haste slowly to ensure everything is done correctly.(すべてを正確に行うために、慎重に急ぐ必要がある)」と言うことができます。また、大きな決断をする際に「It’s better to make haste slowly and consider all options.(すべての選択肢を考慮しながら慎重に急ぐ方が良い)」と言うこともできます。
「Make haste slowly」というフレーズは、古代ローマの格言「Festina lente(フェスティナ・レンテ)」の英語訳です。これはラテン語で「ゆっくり急げ」という意味で、迅速かつ慎重に行動することを意味しています。ローマ帝国の初代皇帝であるアウグストゥス(紀元前63~後14年)が好んだ言葉で、この考え方は現代においても多くの分野で重視されています。類義表現には「Haste makes waste(急ぐと無駄が生じる)」や「More haste, less speed(急ぐほど速度が遅くなる)」があり、どれも「急がば回れ」を意味しています。
まとめると、「Make haste slowly」は、文字通り「ゆっくり急げ」という意味ですが、急いでいるときでも慎重に行動することの重要性を指します。このフレーズを使うことで、焦らずに計画的かつ慎重に進めるべき状況を表現することができます。
この「Make haste slowly」を使って、急いでいるときでも慎重に行動する場面で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
ゆっくり急げ。急がば回れ。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。