今回のフレーズは「Horses for courses」です。
「Horses for courses」は、直訳すると「コース用の馬」となりますが、実際には「適材適所」「餅は餅屋」という意味になります。
このフレーズは、それぞれの状況に最適な人や物を選ぶことを指します。
例えば、仕事の求人で「It’s important to choose the right person for the job. Horses for courses.(仕事に適した人を選ぶことが重要だ。適材適所だ)」と言うことができます。また、複数の手段がある場合に「Different tools work better for different tasks. Horses for courses.(タスクによって適切なツールは異なる。適材適所だ)」と言うことができます。
「Horses for courses」の由来は、イギリスの競馬からきています。特定の馬が特定のコースで最も良いパフォーマンスを発揮するという考え方から、この表現が生まれました。この考え方が転じて、異なる馬が異なるコースに適しているように、人や物もそれぞれの状況に適した役割や場所があるという意味で使われるようになりました。主にイギリス英語で使われている表現です。
まとめると、「Horses for courses」は、文字通り「コース用の馬」という意味ではなく、それぞれ状況や仕事に最適な人や物を選ぶことを指します。このフレーズを使うことで、適材適所の考え方を強調することができます。
この「Horses for courses」を使って、適材適所の状況で活用してみてください。
実際の発音もチェックしてみてください
適材適所。餅は餅屋。
このシリーズでは、さまざまなことわざ・格言・慣用句・イディオムなどを紹介して解説しています。